こっち向いて、早瀬先生。
第1章 さくらの花びら



ずっと、あなたを見てきた。



あなたの隣にいた時間は
誰よりもわたしが一番だって
自信を持って言える。



だけど、あなたが見ていたのは
わたしじゃなくて…………






先生、いつになったら
わたしを見てくれますか?

















「こっち向いて、早瀬先生。」



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