翔織の家から出た瞬間、私は誰かと衝突してしまった。

「海崎っ!?」

目を開けると、其処には曽根倉君、舞ちゃん、葵ちゃんの姿。

「お前 無事……っ。」

其処迄 言って、曽根倉君は口を つぐんだ。

翔織の姿を見て、3人の顔が蒼白に なる。

「静かにして!中に、叔父さんが居るの。目を覚ましたら、大変な事に なる。……お願い、翔織を助けて……!」

私の囁き声に、3人は しっかりと、頷いてくれた。

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