魔王様の花嫁









「まあ何にせよ、お前を見つけた以上この世界には用はない。一緒に来てもらうぞ。」






















「は?どこに?」

























サタンからの不意の言葉に動揺していたが、再びサタンの言葉で冷静を取り戻しながら尋ねると…





























「お前、物覚え悪いのか?」
























「なっ!!?」




















サタンの「お前馬鹿?」とでも言うような物言いに、桜の頭の中で何かがプツンッと切れた音がした。


























「っ~~…うるさいわね!突然現れて花嫁だ、魔界に行くだのふざけた事言ってんじゃないわよっ!!」
























「うおっ!?」























さすがのサタンも突然目の前で怒鳴られて肩をビクッとさせ驚いた。
























< 12 / 19 >

この作品をシェア

pagetop