白の龍~私を救った暴走族~
再会と出会い
次の日
私はお昼から一人で街に出た。
駅近くにあるショッピングモールに行って、あの部屋に合う雑貨などを見てまわった。
夕方になり、そろそろ帰ろうと店を出てた。
来た道を帰ろうと道を進むと公園が見えた。
あれ?公園なんて通ったっけ?
でもここを通ったら近道になるかもしれないと思い、公園の中に入って行った。
すると
「あっれ~?可愛い子はっけ~ん!!」
と大きな声と共に現れたチャラそうな人。
そして私の後ろからは、聞いた事があるような懐かしい声が聞こえた。
「お前いい加減にしろよ!今日は蓮もいるんだ!また機嫌悪くなったらどうすんだよ!」
「レン」と言う言葉にドキっとした。
今はまだ、その名前は聞きたくないかも・・・
私は素っ気ない態度で「どいてよ」と言うと、目の前にいるチャラ男が何故か自己紹介をはじめた。
「俺は松田徹也(まつだ てつや)って言うんだ!白龍の幹部なんだぞ!」
と胸を張って言った。
私には関係ない。
それにしても白龍とか、幹部とか・・・って何だろう?
まぁ、適当に流せばいいかー!