できちゃいました!(結婚しました!番外短編)
「は~い、あ~ん♥」
さっきまで怒ってたくせに、
大きめにちぎられた甘い物体を俺の口に運んできた。
俺はひなか?
砂糖と空気でできたその物体は
じょわっとした感覚とともに口の中で形をなくした。
甘くて懐かしい味がした。
「美味しいですか?」
「まあな、たまにはいいな。」
それを聞くと、音々は笑顔になって
「毎年買ってくださいね。
私とお腹の子に。」
と言った。
「2つか?」
「そうですよ、子供が可愛いからって
私は、いらないとかなしですよ。」
「ば~か。」
そんな俺の返事はきっと、もう音々には届かなかったと思う。
さっきまで怒ってたくせに、
大きめにちぎられた甘い物体を俺の口に運んできた。
俺はひなか?
砂糖と空気でできたその物体は
じょわっとした感覚とともに口の中で形をなくした。
甘くて懐かしい味がした。
「美味しいですか?」
「まあな、たまにはいいな。」
それを聞くと、音々は笑顔になって
「毎年買ってくださいね。
私とお腹の子に。」
と言った。
「2つか?」
「そうですよ、子供が可愛いからって
私は、いらないとかなしですよ。」
「ば~か。」
そんな俺の返事はきっと、もう音々には届かなかったと思う。