できちゃいました!(結婚しました!番外短編)
目が覚めたのは病院のベッドの上、

左手には点滴、

右手は八起さんがしっかり握りしめてた。


「八起さん?」


「音々!目が覚めたのか?」


「はい…私どうしたんですか?」


「貧血だろうって、お前ここんとこ食べてなかったろ?」


「はい、なんかムカムカして食欲無かったから。」


「水は飲んでたのか?」


「それほどは…」


「バカっ脱水症状も起こしてたぞ。」


「す、すみません、でも、口の中に入るのが嫌で、」


「嫌でも、食え!嫌でも飲め!」


「は、はいすみません。」


「もう、一人の体じゃないんだから。」


「すみません」


八起さんたら怒ってるんだけど口が笑ってる。

変な顔なんて言ったら怒るかしら。



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