memory
一方…。
「風、行こっか~」
母親である朝子に言われ春岡 風は鞄を肩にかけた。
「うん」
玄関へ向かうと妹の菜々美が2階から駆け降りてきた。
「もう行くの?行ってらっしゃい♪」
「おぅ。すぐ帰るから、待っててな」
風はいつものように菜々美の頭を撫でた。
「うん。お兄ちゃん、お母さんに言っといてね!」
「駅前のコンビニでシュークリーム買ってきて、だろ?」
「うん♪」
この街に引っ越してきて2週間。
菜々美は駅前のコンビニで売っているシュークリームの虜だった。
「お父さんは先に行ってるからね」
「分かってる」
父親である圭吾は神ノ上学園の教師だ。
風はそんな父親に憧れて、神ノ上学園を受験し、見事合格した。
角の家に住んでいる国枝 夏、という女の子も同じ学校らしいがいまだに一度も話せていない。
「風!おはよ~!」
幼馴染みの矢倉 京子が同じ制服を着て手を振っている。
手を振り返した風は青く澄みきった空を見上げて伸びをした。
「風、行こっか~」
母親である朝子に言われ春岡 風は鞄を肩にかけた。
「うん」
玄関へ向かうと妹の菜々美が2階から駆け降りてきた。
「もう行くの?行ってらっしゃい♪」
「おぅ。すぐ帰るから、待っててな」
風はいつものように菜々美の頭を撫でた。
「うん。お兄ちゃん、お母さんに言っといてね!」
「駅前のコンビニでシュークリーム買ってきて、だろ?」
「うん♪」
この街に引っ越してきて2週間。
菜々美は駅前のコンビニで売っているシュークリームの虜だった。
「お父さんは先に行ってるからね」
「分かってる」
父親である圭吾は神ノ上学園の教師だ。
風はそんな父親に憧れて、神ノ上学園を受験し、見事合格した。
角の家に住んでいる国枝 夏、という女の子も同じ学校らしいがいまだに一度も話せていない。
「風!おはよ~!」
幼馴染みの矢倉 京子が同じ制服を着て手を振っている。
手を振り返した風は青く澄みきった空を見上げて伸びをした。