memory
ブーブー…。
宮崎 優也は、携帯の着信音で目を覚ました。
目をこすりながらメールボックスを開く。

おはよう、優也!
入学式遅刻したら校長先生に怒られちゃうよ♪
急げ急げ~!


「やっべ!!」
毎朝出るのが7時。
時計の針は既に6時45分をさしていた。
神ノ上学園から徒歩10分のマンションに住んでいる優也は毎朝ギリギリに起きて、バタバタと出勤するのが日課だった。

今から出る!
起こしてくれてありがとな!
優也

優也は萌にメールを返して、学校へと急いだ…。
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