My Sweet DRAGON

この場合は…うん。アタシは悪くない。決して全くもってアタシは悪くない。てか、このままここにいたら、もっと面倒臭えことになる。間違いない。てことで、



「オイッ！行くぞっ！！」



「へ？」



「帰るって言ってんだよっ！！さっさと付いて、来い！！」



「ぎゃっ！？は、はいっ！！」



「「「………」」」



教壇から飛び降りたアタシは、腹を擦る龍樹の襟刳りを掴むと、呆然とする、田中･佐々木･鈴木の前を通り過ぎた。



「じゃ、じゃあ皆さん、また明日」



「「「あぁ…」」」



「ちゃっちゃと歩け。ちゃっちゃとっ！！」



「あっ…すいません」



「フンッ！！」



そして田中･佐々木･鈴木に律儀に挨拶する龍樹をグイッと引っ張り、再びペコッと頭を下げる龍樹をズルズルと引き摺りながらスタスタと教室を後にした…。



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