My Sweet DRAGON
パッと見、非行少女。ただでさえ年上…ダブりどころかトリプルなアタシに、同じクラスの奴らなんて喋りかけるどころが目を合わすことすら避けてるってのに、なんでコイツは…。
心配そうに顔を覗き込んでくる龍樹を目の前に、考えれば考えるほどアタシのなにが良くて付き合おうなんて言い出したのか全く分からない。
コイツ、よわっちぃけど、見てくれは悪くない方?…だと思うし、頭も…確か悪く…なかったような、悪かったような……いやいや、んなことより、なんでアタシなんか……あっ!もしかして目が悪いとか!?…いやいや、メガネかけてるし、見えてる…よな?
「なぁ、龍…」
「っぅぅ~…あっ!そうだ!ねぇ、芹奈サン?欲しいもの、ありませんか?」
「は?」
「あぁー!じゃあ、行きたいとこ!行きたいとこ、ありませんか!」
「は?」
何を焦っているのか、言いかけたアタシを遮り、パッと腕と離す、と同時に少しだけ距離を取ってきた龍樹。そんな龍樹目の前に、訊きたかったこともすっ飛び、ポカンとしてしまったアタシは、ほんのり顔を赤く染めながらアワアワする龍樹を見ながら頭上に大量のハテナマークを飛ばした。
心配そうに顔を覗き込んでくる龍樹を目の前に、考えれば考えるほどアタシのなにが良くて付き合おうなんて言い出したのか全く分からない。
コイツ、よわっちぃけど、見てくれは悪くない方?…だと思うし、頭も…確か悪く…なかったような、悪かったような……いやいや、んなことより、なんでアタシなんか……あっ!もしかして目が悪いとか!?…いやいや、メガネかけてるし、見えてる…よな?
「なぁ、龍…」
「っぅぅ~…あっ!そうだ!ねぇ、芹奈サン?欲しいもの、ありませんか?」
「は?」
「あぁー!じゃあ、行きたいとこ!行きたいとこ、ありませんか!」
「は?」
何を焦っているのか、言いかけたアタシを遮り、パッと腕と離す、と同時に少しだけ距離を取ってきた龍樹。そんな龍樹目の前に、訊きたかったこともすっ飛び、ポカンとしてしまったアタシは、ほんのり顔を赤く染めながらアワアワする龍樹を見ながら頭上に大量のハテナマークを飛ばした。