My Sweet DRAGON
コイツ、なに焦ってんだ?それに欲しいものって…
「んなもん、特にねー…」
「あっ!」
「あ?」
でも何かを思いついたのかニンマリと悪い笑みを浮かべた龍樹は、突然アタシの鞄をひったくってきて。
「芹奈サン?」
「なっ、なんだよ。ってか、カバン…」
「返して欲しい、ですか?」
「は?んなもん、当たり前…」
「じゃあ、デートしましょ?」
「あぁ。…は?って、オイッ!ちょっ、待てよ!!」
突然の言動に、ついうっかり頷いてしまったが、アタシからひったくったカバン片手に猛ダッシュする龍樹を追いかけるべく走り出したアタシは、周りの目も気にすることなく龍樹の名を大声で叫びながら鬼の形相で追いかけまわした。
「んなもん、特にねー…」
「あっ!」
「あ?」
でも何かを思いついたのかニンマリと悪い笑みを浮かべた龍樹は、突然アタシの鞄をひったくってきて。
「芹奈サン?」
「なっ、なんだよ。ってか、カバン…」
「返して欲しい、ですか?」
「は?んなもん、当たり前…」
「じゃあ、デートしましょ?」
「あぁ。…は?って、オイッ!ちょっ、待てよ!!」
突然の言動に、ついうっかり頷いてしまったが、アタシからひったくったカバン片手に猛ダッシュする龍樹を追いかけるべく走り出したアタシは、周りの目も気にすることなく龍樹の名を大声で叫びながら鬼の形相で追いかけまわした。