幼なじみと一途な恋愛



嬉しそうだなー、燈弥。



燈弥ってホント、朔弥くんのこと好きだよね。



普段はクールなのに、朔弥くんの前でだけ、いつも素直な子供みたいになるんだ。



「まりあちゃん、夕飯食べてくでしょ?」

「え?」

「あれ?てっきり食べてくのかと思って買い物してきてもらったんだけど……」




花音ちゃんはそう言って「遠慮しないで食べて行って」と笑った。



私はそれに甘えて、食べて行くことにした。



「うん!ありがとう、花音ちゃん!」



そして、花音ちゃんと一緒にご飯を作った。


作っている間、花音ちゃんが


「燈弥とはどう?付き合えそう?」


って、耳元で聞いて来た時は驚いて包丁を危うく落としそうになってしまったけれど……。



「んー、まだまだかなー」



私がそう返事をしたら、花音ちゃんが「頑張ってね!」って言ってくれたから、すごく嬉しかった。






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