幼なじみと一途な恋愛



俺の両親には月に一度、水曜日に二人きりで飯を食べる習慣がある。



まぁ、それを提案したのは、家でイチャつかれることに耐え切れなくなった俺なんだけど。




「燈弥、ご飯どうする?」



……こいつ、当たり前のように食ってく気だな。



「何食いたい?」


「んー……あ!久しぶりに燈弥のオムライス食べたい!」


「あのお子様オムライスか」


「お子様って言わないでよーっ!」


「はいはい」




お子様だろ。

あのオムライスは、まりあ用に甘く作ってんだから。



冷蔵庫を開けると、オムライスを作るのに必要な材料は揃っていたから、早速準備に取りかかった。




「手伝う?」


「いいよ。お前何かとやらかすし」


「やらかさないよーっ!」




まりあは何をしでかすか分かんねぇからな。




< 125 / 255 >

この作品をシェア

pagetop