幼なじみと一途な恋愛
俺の両親には月に一度、水曜日に二人きりで飯を食べる習慣がある。
まぁ、それを提案したのは、家でイチャつかれることに耐え切れなくなった俺なんだけど。
「燈弥、ご飯どうする?」
……こいつ、当たり前のように食ってく気だな。
「何食いたい?」
「んー……あ!久しぶりに燈弥のオムライス食べたい!」
「あのお子様オムライスか」
「お子様って言わないでよーっ!」
「はいはい」
お子様だろ。
あのオムライスは、まりあ用に甘く作ってんだから。
冷蔵庫を開けると、オムライスを作るのに必要な材料は揃っていたから、早速準備に取りかかった。
「手伝う?」
「いいよ。お前何かとやらかすし」
「やらかさないよーっ!」
まりあは何をしでかすか分かんねぇからな。