幼なじみと一途な恋愛



でも、その後の女の子達の会話を聞いた時は、すっごく嬉しかったなぁ。



だって、



「隣の子、彼女かな」


「そうでしょ。美男美女でお似合いだね」


って、言ってくれたんだ。




彼女じゃないけど、すごく嬉しかった。


私、燈弥とちゃんと釣り合う女の子に見えてるんだって。


そう思えたから。




「なにニヤニヤしてんの」

「べつにー」



待っててね、もっと燈弥に釣り合うような女の子になるから。



私、頑張るから。

燈弥に振り向いてもらえるように。





「もうすぐ花火上がる時間だな」


「もっと広いとこ行こう!」




いちごミルクのかき氷を持って、二人で人混みの少ないところに出た。



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