幼なじみと一途な恋愛
「燈弥って、ホントに女に興味ねぇよなー」
「…別に」
興味がない…
まぁ、確かにないけど
「でも美穂とはよく話すよね」
美穂?
……あぁ、赤間 美穂のことか
「あっちが一方的にはなしかけてくるだけ」
俺は話てるつもりもない
あっちが勘違いしてるんだったら、そりゃ気の毒だけど、俺には関係ないことだ
校門に近づくにつれて、人が多くなっていく
「すっげぇ、そんなに可愛い子なのかな?」
「……さぁな」
取り合えず、帰るには校門を通らなきゃならないため、俺達は校門に向かって歩いていった
集まっている男子生徒の中から、聞き覚えのある声が聞こえた
「あ、見つけた!」
少し高くて透き通った女の声
……嫌な予感がする