幼なじみと一途な恋愛
恥ずかしすぎるよ!!
こんな姿、燈弥に見せられない!
「おーい、まだかー?」
朔弥くんの声が聞こえてきて、ハッとその方向に顔を向けると、海パン姿の朔弥くん達がこっちに向かってきていた。
朔弥くんと凌くん、そしてその後ろには…。
「とっ…!!」
もちろん、燈弥の姿。
私は慌ててパーカーを着てチャックを1番上までしっかり閉めた。
「なんでお前パーカー着てんの?」
私の前まで来た燈弥が、不思議そうに首を傾げる。
「あ、いや、別に……はははっ」
言えないっ!
恥ずかしくて見せられないなんて言えないっ…!
「そ、そのうち脱ぐよ…」
……たぶんね。
それよりね、私…。
「と、燈弥っ、早く行こ!」
燈弥のことを直視できないんです!!