幼なじみと一途な恋愛
だって、燈弥がカッコよすぎるんだもん!
なんで?
なんでそんなかっこいいの!?
チラっと後ろを歩く燈弥を見た。
引き締まった体。
程よくついた筋肉。
首にはシルバーリングがついたネックレス。
片手を海パンのポケットに入れ、もう片方の手は首の付け根に。
どこか力を抜いたように横を見て歩く燈弥の姿は、もう失神するレベルでカッコいい。
「…なに?」
私の視線に気づいた燈弥と目が合ってしまった。
「はっ…あ、何でもないよ!」
グリンっと勢い良く目を反らして、頬を両手で覆った。
うあー…。
絶対顔真っ赤だ、私……。
熱くなった顔をパタパタと手で仰いだ。