幼なじみと一途な恋愛




一階に降りてリビングに入ろうとドアノブに手をかけたとき



「だから、しょうがないでしょ!?醤油がなかったんだから!」



母親の声が聞こえてきた



……またか




俺はドアを開けてリビングに入った





「だからって、醤油の替わりにソースはねぇだろ。豆腐にソースなんて聞いたことねぇわ」



親父が負けじと言い返す


「分かりましたよ、すみませんねぇっ!!」



……そろそろか




「へぇ…じゃあ罰として何かやってもらおうかな、花音ちゃん?」


「へっ!?」



親父が母さんの顎を持ち上げる


そして……そのあとのことはご想像にお任せしよう



全く…毎日毎日イチャついてんじゃねぇよ



俺は二人を無視して朝飯を食べ始めた



悩みその1

親が毎日イチャつくこと



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