幼なじみと一途な恋愛
だけどそれ以外は変わった様子はない。
私の気にしすぎかな。
そう思って、私はまた川の水で遊んだ。
本当に気持ちいい!
「ん?」
ふと、川の中でキラキラと輝くものを見つけた。
なんだろう?
水の中に手を入れて、そのキラキラしたものを手に取った。
「わぁ!かわいい!」
それは星がついたシルバーのブレスレッドだった。
すっごく可愛いんだけど…。
誰かの落し物かな。
「ねぇ、燈弥!これ誰かの……?」
振り返ってみた燈弥は、私を真剣な目で真っ直ぐ見つめていて。
「燈弥…?」
すると燈弥は、靴を脱いで川に入り、私の正面に立った。
燈弥の目は相変わらず私を見て離さない。