幼なじみと一途な恋愛
ってことで、遊園地にきた。
偶然にも全員が絶叫系好きということで、ジェットコースターを制覇した。
「あー楽しいっ!」
「次何行くー?」
みんなと遊ぶのはすごく楽しいな。
「まりあ」
…?
隣を歩く燈弥に呼ばれて顔を上げると、スッと目の前に左手が差し出された。
「どうぞ?お姫様」
意地悪そうに笑う燈弥は、やっぱりカッコ良くて。
「離れんなよ?」
「うん」
指を絡めて繋いだ手を、離れないようにしっかりと握る。
燈弥の隣はとても安心するのと同時に、なんだか心地よいドキドキ感が私を見たしていく。