幼なじみと一途な恋愛



嬉しすぎて、授業中先生の言葉なんか頭に入って来なかった



ひたすらニヤニヤしてしていたら、愛羽に頭を叩かれた



でもそんなことも気にしない



私の頭の中はもう燈弥でいっぱいになっていた



だから、気づかなかったんだ



他の女の子達が私を睨むようにみていたことに




―――――――……




「篠崎さん、ちょっといいかな?」



「?」




その日の昼休み、クラスの男の子に呼び止められた




「なに?」


「ちょっと…」






どうしたんだろ




そう思っていると、後から愛羽がこそっと私に耳打ちした



「まりあ!この人学年で一番モテる人だよ!」



へぇー、学年一ねー…



でも燈弥の方が1000倍以上カッコいいけど




確か、この人の名前…




「…山里 秀(ヤマザト シュウ)くん、だっけ?」


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