幼なじみと一途な恋愛
無言で腕を引っ張られながら歩いて、しばらくして着いたのは、保健室だった。
ドアを開けて中に入ると、燈弥は私をソファに座らせた。
「燈弥?」
呼びかけても、返事はなかった。
やっぱり、怒らせちゃったのかな……。
こんな騒ぎ起こして、迷惑かけたから……。
私、何やってるんだろう……。
ただでさえ、いつもしつこくして、ウザがられてるのに……。
こんなの、嫌われて当然だよっ……。
目に涙が溜まり、溢れだしそうになった時。
「!」
ヒヤッとしたものが、殴られた頬に当てられた。