野球部のあの人
紗起の決断
「おっはよー!」
いつもの待ち合わせ場所でまっていると
いつものように抱きついてきた
『お、おはよ。』
毎朝抱きついてくるのはいいんだけど
もうちょっと優しくできないかなぁ…
「弥生に報告がありますっ!」
『えっなに?』
急に敬礼の格好するからびっくりした…
「私、和也君の事好きだけど
この事はまだ隠しておくことにしました!」
『えーなんで??』
「だってあんまり仲良くないし、
急に告白されたら余計に仲良くなりにくい
から…、だからまだ内密で!!」
スッキリとした顔で笑っている紗起
『目、ちょっと赤いよ?』
「えっ嘘?鏡ある?」
『嘘!紗起昨日あんまり寝てないでしょ』