野球部のあの人

紗起の決断




「おっはよー!」



いつもの待ち合わせ場所でまっていると


いつものように抱きついてきた



『お、おはよ。』



毎朝抱きついてくるのはいいんだけど

もうちょっと優しくできないかなぁ…



「弥生に報告がありますっ!」



『えっなに?』



急に敬礼の格好するからびっくりした…



「私、和也君の事好きだけど

この事はまだ隠しておくことにしました!」



『えーなんで??』



「だってあんまり仲良くないし、

急に告白されたら余計に仲良くなりにくい

から…、だからまだ内密で!!」




スッキリとした顔で笑っている紗起



『目、ちょっと赤いよ?』



「えっ嘘?鏡ある?」



『嘘!紗起昨日あんまり寝てないでしょ』






< 105 / 353 >

この作品をシェア

pagetop