野球部のあの人




『さっぶーっ』




息が白くて余計に寒く思えてくる




「じゃあくっつきながらいこっ♪」




紗起が私の腕に絡ませてスキップしだした




『やっぱくっついてる方が温かいね♪』





「俺もくっつきたいな……」




和也君が羨ましそうにこっちを見ている





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