ミッション#メロンパンを争奪せよ!
「なんなんだよォ、紗緒チャン…。」
「どうやらアレだ。」
「?なんだよ拓磨。」

「…ブラック★紗緒モード(ドSバージョン)発動だね。」

「なにそれ!!」
「んー…とりあえず、俺のマイ設定?」



「ぐちぐち言ってないで、早く言ってみましょうか。」

ニッコリ笑って言ってみる。


「むぅ…。えー、ごほん。」
一回落ち着いた夏樹は、もう恥を捨てていた。

おお、やるのか。


「…くだしゃい。」


こくっ、と首をかしげて、思いっきり甘え声で上目遣いで夏樹はそう言った。



おおおおおおおおお。

けっこう可愛い感じの美形顔してるから、似合う。



「―――――、よしっ。」
隣みると、ナグサメ先輩がニヤニヤ顔。

「なにしてたんですかー?」
「んとねぇ、加南子先輩に、送った☆」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



なつ…もういいや。
竹友センパイは、顔真っ赤っかになって暴れ出す。


やばい!!制御不能になる!!!


「ほら!ほらほら竹友センパイ!!」

そう言って口にメロンパン4ぶんの1を押しこむ。




「…うまい。」

「はい、終わり。」



そういって一件落着。



「さっきの『くだしゃい』、私にも送ってくださいね。」

小声でそう言って、ナグサメ先輩とメルアド交換したのは、竹友センパイがまだスネてる最中だった。
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