ﾐｯｼｮﾝ＃メロンパンを争奪せよ！

「もう、紗緒ﾁｬﾝ、嫌い。」
私の中ではけっこう暴れん坊なワイルドなイメージだったのに。

そんなんどこへやら。


けっこう可愛いイメージに変わった。

ほら今もプイってスネちゃって。



じゃぁね、と無言のメッセージ。
ナグサメ先輩はやっぱり竹友センパイをナグサメながら、手を振って帰っていく。



「…さて。」


そう言うと、手元に残ったメロンパンをほおばる。


やっぱおいひい。



ぐび、ぐび、ぐび。

食べ終わった頃くらい。
ショック状態から戻った唯人君が勢いよくカフェオレを飲んでいた。


「ぷっは、美味ぇ。」

「カフェオレ美味しいよね。」

「…でもやっぱりメロンパンの方が上だしっ。」

キリ、とした目線で私を軽く睨む。
ぶすぅ、とした顔で…。


あれ………………



す、スネてます！？



ぷい、と顔をそらしてスタスタと教室へ行く唯人君。


を、追いかけた！！

も、萌えます。