ミッション#メロンパンを争奪せよ!
沈黙………。
唯人君の顔が、少しびっくりしてる。
………。
私唯人君の答え待つしかできないよ…。
………。
「…あのさ」
唯人君の声が聞こえて、徐々にうつむけてた顔をあげた。
「…ちょっと…、時間ちょうだい…。」
気まずそうに、唯人君がそういう。
「…うん、分かった。」
私はそうとだけ言って、できるかぎり笑った。
「じゃぁ、今日は付き合わせちゃってごめんね。じゃぁね!」
「うん、またな。」
私は鞄を手に取り、その場を去った。