ミッション#メロンパンを争奪せよ!
………!!!
「ほわゎぁわわぁああああぁぁぁゎあ!?」
「んだよ、何今さら照れてんだよバカ。」
「だだだだだだだ、だって…!不意打ちすぎるよこんなの…!!」
「何、嫌だったの?」
「嬉しいけどぉ~~~!!!」
目にうっすら涙を浮かべてる私を見て、唯人君が少し笑った。
「…紗緒」
「ほえ!?」
「紗緒からも、もう一回聞かせてよ。」
「き、きかせてって…なにを…。」
ずいずい、と近づいてくる唯人君の顔。
えええええ、こんなキャラだったの!?
「~~~~~~…。」
「ほら、早く。」
「好きだよ、唯人。」
もう一度二人の唇が重なる。
二回目のファーストキスは
ほんのりと、メロンパンの味がした。