ミッション#メロンパンを争奪せよ!
はむ。
極上メロンパンをほおばる
〝王者〟唯人君。
「ま、負けた…。」
購買の前で、とりあえず焼きそばパンを買いながらへたれこむ。
「ったくよー!なんでこんなやつが一番近い教室にいんだよっ!!負けるに決まってんじゃねーかっ!!こんにゃろ!!」
「まぁまぁ、竹友。それが人生というものだ。」
わめき、嘆くのは、〝敗北者〟達…。
「竹友センパイ、ドンマイです。」
「うっせぇ、王者だからって調子乗んじゃねェ!!ちょっとください!!お願い致しますでございます!!」
…『竹友センパイ』さん、敬語なのか何なのか分かりません。
唯人君は敗北者の前ではむはむとメロンパンを食べる。
あ、かわいい。
「ねぇ君、見かけない顔だねぇ。新人?」
その時、『竹友センパイ』さんを慰めてた人に声をかけられる。
ネクタイ、青だ。…先輩だ。2年生だ。
「ハッ、ハイ!えっと、1-Dの新島紗緒です!」
「へぇ~、紗緒ちゃんかぁ。今日のトップ2は君だね。女の子なのにスゴイね!」
ニコニコと笑う竹友センパイを慰めてた…もうナグサメ先輩でいいや。
「と、トップ2ってなんですか?」
「あ~、オバちゃんっ、賞品!」
そう言われたオバちゃんが、飲み物んトコからカフェオレを取り出す。
「君は今日、メロンパンに2番目に近かった人。つまり王者寸前。的な?2位って事よ。」
「で、トップ2にはカフェオレがタダでもらえるってことさ。」
すると、会話の中に竹友センパイ登場。
「お二人のお名前聞いてイイですか?」
私はそう言った。
「俺は竹友(タケトモ)!」
「知ってます。」
「え。」
「俺は津島拓磨(ツジマ タクマ)。よろしくな。」
「ナグサメ先輩でいいですか?」
「え、何それ。」
「さっき、竹友センパイ慰めてたんで。」
「ぷははははははは!!!ナ、ナ、ナグサメ!!」
竹友センパイが、大爆笑する。
「もーいいや…。紗緒チャンでいい?」
「あ、ハイ。」
「俺らと敗北同盟組むー?」
「嫌です。いつかメロンパンをほおばって見せます。」
「おおっ、勇者!俺らもそう思ってるけど!!」
「じゃぁとりあえず、友達になってよ。」
ナグサメ先輩が、スッと綺麗な手を伸ばす。
私はその手を握った。
「よろしくお願いします!」
友達が…2人もできたっ!
極上メロンパンをほおばる
〝王者〟唯人君。
「ま、負けた…。」
購買の前で、とりあえず焼きそばパンを買いながらへたれこむ。
「ったくよー!なんでこんなやつが一番近い教室にいんだよっ!!負けるに決まってんじゃねーかっ!!こんにゃろ!!」
「まぁまぁ、竹友。それが人生というものだ。」
わめき、嘆くのは、〝敗北者〟達…。
「竹友センパイ、ドンマイです。」
「うっせぇ、王者だからって調子乗んじゃねェ!!ちょっとください!!お願い致しますでございます!!」
…『竹友センパイ』さん、敬語なのか何なのか分かりません。
唯人君は敗北者の前ではむはむとメロンパンを食べる。
あ、かわいい。
「ねぇ君、見かけない顔だねぇ。新人?」
その時、『竹友センパイ』さんを慰めてた人に声をかけられる。
ネクタイ、青だ。…先輩だ。2年生だ。
「ハッ、ハイ!えっと、1-Dの新島紗緒です!」
「へぇ~、紗緒ちゃんかぁ。今日のトップ2は君だね。女の子なのにスゴイね!」
ニコニコと笑う竹友センパイを慰めてた…もうナグサメ先輩でいいや。
「と、トップ2ってなんですか?」
「あ~、オバちゃんっ、賞品!」
そう言われたオバちゃんが、飲み物んトコからカフェオレを取り出す。
「君は今日、メロンパンに2番目に近かった人。つまり王者寸前。的な?2位って事よ。」
「で、トップ2にはカフェオレがタダでもらえるってことさ。」
すると、会話の中に竹友センパイ登場。
「お二人のお名前聞いてイイですか?」
私はそう言った。
「俺は竹友(タケトモ)!」
「知ってます。」
「え。」
「俺は津島拓磨(ツジマ タクマ)。よろしくな。」
「ナグサメ先輩でいいですか?」
「え、何それ。」
「さっき、竹友センパイ慰めてたんで。」
「ぷははははははは!!!ナ、ナ、ナグサメ!!」
竹友センパイが、大爆笑する。
「もーいいや…。紗緒チャンでいい?」
「あ、ハイ。」
「俺らと敗北同盟組むー?」
「嫌です。いつかメロンパンをほおばって見せます。」
「おおっ、勇者!俺らもそう思ってるけど!!」
「じゃぁとりあえず、友達になってよ。」
ナグサメ先輩が、スッと綺麗な手を伸ばす。
私はその手を握った。
「よろしくお願いします!」
友達が…2人もできたっ!