ミッション#メロンパンを争奪せよ!
「…私、授業いくね。」
昼休みが終わる。
今日は火曜日。
正確に言えば、掃除の時間が終わる、だ。

「ん。いろいろありがとな。」
唯人君はそう言って私を見送る。


私はトボトボと歩いた。
メロンパンを握って。

心ん中がモヤモヤする。
心ん中がムシャクシャする。


あーーーー。
なんかスッキリしない。


なんとなく、授業にでるのは面倒くさくて。


教室のドアが開いてたのが幸運。


ふらっと入ってかばんをとり
ふらっと教室をぬけだし
ふらっとこの前の渡り廊下に行き
ふらっとくらっとしゃがみこんだ。



はぁ…。


なんともいえない気持ちに包まれた。
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