ミッション#メロンパンを争奪せよ!
ミッション中断
彼女からのお願い
-次の日―
ちゅんちゅん
鳥の鳴き声。
とぼとぼと道を歩く。
「紗緒ー!」
遠くから声が聞こえた。
杏だ。
杏は私を見つけると
すぐさまこっちへやってきた。
「昨日、昼休みから戻ってこなかったけど…どーした?なんかあった?」
そう
結局私はサボった。
中庭で泣きながらメロンパンを食べ、
終わったら直行で家に帰って寝た。
「………。」
私は黙る。
すると杏は、ふーっ、て呆れたようにため息をつく。
「紗緒、やっぱり桜木?」
ぎくり、とした。
でも
「…そうだけど、別に桜木さんが私に直接危害を加えたわけじゃないし…。」
桜木さんだって私と同じように
彼の事を愛してるだけだもん。
別に私に嫌がらせをしてるわけじゃない。
だから逆に辛い。
加害者のいない傷。
しいていえば、事実がつけた傷。
もっといえば、私がただ勝手に苦しんでるだけだもん。
「桜木さんも唯人君も悪くない。」
私はそういいきって杏をみた。
「ツライなら、言いなさい?」
そう言って杏は、私の頭をなでた。
ちゅんちゅん
鳥の鳴き声。
とぼとぼと道を歩く。
「紗緒ー!」
遠くから声が聞こえた。
杏だ。
杏は私を見つけると
すぐさまこっちへやってきた。
「昨日、昼休みから戻ってこなかったけど…どーした?なんかあった?」
そう
結局私はサボった。
中庭で泣きながらメロンパンを食べ、
終わったら直行で家に帰って寝た。
「………。」
私は黙る。
すると杏は、ふーっ、て呆れたようにため息をつく。
「紗緒、やっぱり桜木?」
ぎくり、とした。
でも
「…そうだけど、別に桜木さんが私に直接危害を加えたわけじゃないし…。」
桜木さんだって私と同じように
彼の事を愛してるだけだもん。
別に私に嫌がらせをしてるわけじゃない。
だから逆に辛い。
加害者のいない傷。
しいていえば、事実がつけた傷。
もっといえば、私がただ勝手に苦しんでるだけだもん。
「桜木さんも唯人君も悪くない。」
私はそういいきって杏をみた。
「ツライなら、言いなさい?」
そう言って杏は、私の頭をなでた。