哀しみを越えて
6.空の向こうには。
この空の向こうには何があるかな…?
あの日から今まで、私は一人で生きた。
両親の支えも合って、無事にあかちゃんも産めた。
可愛い赤ちゃんが、みんなに幸せをたくさん運んでくれている。
夏向は小さな箱になった。
今、振り返れば、夏向と一緒に過ごした日々は、ほんの少し。
だけど思い出が数え切れないほどある。
彼の気持ちが知りたかった。
そして私の頭、心から消え去らなかった。
目の前に姿を現せることができなくなった今でも、
夏向と私は、ほどけない赤い糸で結ばれてる。って。
でも一つ…。あの時、電話を切られる前に聞いた、
夏向の声が最後に聞いた言葉だった…。
『そしたら、勝手にすれ…』
その言葉が頭に急に帰ってきた。
思い出すたび、前が見えなくなって下を向くばかり。
気づけば、潔癖症も克服されていた。
気づけば、人をこんなにも愛することをしった。
それも全部、あの人のおかげだった。
今、会えると言ったら携帯の画面に映る写真。
大切にもってるよ。
外で散歩をしているといつものように想う。
『この空の向こうには何があるのかな』
って。夏向はどこにいるのかな…?
見たことのない世界の私は取り残された。
でも、太陽が昇る晴れの日は、夏向の笑顔。
一粒、一粒落ちる雨は夏向の涙。
少し暗い曇りの日は、夏向が悲しい顔をしているとき。
雷で驚かされるときは、夏向が怒っているから。
そうこの空は夏向に見えるんだ。
片思いでもいいよ。それだけでもステキなことだから。
姿は見えなくても、心は見えた。
哀しみを越えて、心が見えたんだよ。
愛してる…。今更じゃ遅いけど
そう、君に伝えたい。
ありがとう。今更じゃ遅いけど
そう、君に言いたい。
哀しみを越えて、今を生きているよ。
いつか手を伸ばしたら、
手を握り締めに来てくれるかな…?
夢の中で会える君に恋し続けるのかな…。
空に向かって伝えるよ。
He does not forget you forever.
あの日から今まで、私は一人で生きた。
両親の支えも合って、無事にあかちゃんも産めた。
可愛い赤ちゃんが、みんなに幸せをたくさん運んでくれている。
夏向は小さな箱になった。
今、振り返れば、夏向と一緒に過ごした日々は、ほんの少し。
だけど思い出が数え切れないほどある。
彼の気持ちが知りたかった。
そして私の頭、心から消え去らなかった。
目の前に姿を現せることができなくなった今でも、
夏向と私は、ほどけない赤い糸で結ばれてる。って。
でも一つ…。あの時、電話を切られる前に聞いた、
夏向の声が最後に聞いた言葉だった…。
『そしたら、勝手にすれ…』
その言葉が頭に急に帰ってきた。
思い出すたび、前が見えなくなって下を向くばかり。
気づけば、潔癖症も克服されていた。
気づけば、人をこんなにも愛することをしった。
それも全部、あの人のおかげだった。
今、会えると言ったら携帯の画面に映る写真。
大切にもってるよ。
外で散歩をしているといつものように想う。
『この空の向こうには何があるのかな』
って。夏向はどこにいるのかな…?
見たことのない世界の私は取り残された。
でも、太陽が昇る晴れの日は、夏向の笑顔。
一粒、一粒落ちる雨は夏向の涙。
少し暗い曇りの日は、夏向が悲しい顔をしているとき。
雷で驚かされるときは、夏向が怒っているから。
そうこの空は夏向に見えるんだ。
片思いでもいいよ。それだけでもステキなことだから。
姿は見えなくても、心は見えた。
哀しみを越えて、心が見えたんだよ。
愛してる…。今更じゃ遅いけど
そう、君に伝えたい。
ありがとう。今更じゃ遅いけど
そう、君に言いたい。
哀しみを越えて、今を生きているよ。
いつか手を伸ばしたら、
手を握り締めに来てくれるかな…?
夢の中で会える君に恋し続けるのかな…。
空に向かって伝えるよ。
He does not forget you forever.