イケメン変人達に好かれると厄介です
第三章
ごめんなさい。…教えてもらうまで、私はイジケます
「スースー………」
私は、夢を見ているのか?……何故、何故!!鍵を鍵を!閉めたのに!……お兄ちゃんが、私の部屋に入り隣で寝ているの?!
「………お兄ちゃんは、実は幽霊だったり……とか?」
って、……!!何で、一瞬でもアラタさん達やカナ達、それにお兄ちゃんが考えそうな事を私は考えたんだ?!
「私が……。変人共に侵されていく……」
あぁあ……。意識を失いそうだ……。
「……いっぅて!……もっと、優しく起こしてよー!優の意地悪ー!」
「………あっ」
……私は無意識に、お兄ちゃんの事蹴ってたらしい。どれだけ私はお兄ちゃんが嫌なんだろうか……。
「もう!痛っ!!」
私は、お兄ちゃんの背中を思いっ切り、強く叩いた。
「そうじゃなくて!!何で、お兄ちゃん、私の部屋に入れてるの?!鍵閉めてるよね?!」
「あのさ、優ってバカ?……優が、昔俺に部屋の鍵預けたんじゃん……。ほらっ!優の部屋の鍵!!」
「もう返して下さい。今すぐに、返して下さい」
「嫌だね!」
「………………」
「死んでも、この鍵は返さない!」
「じゃあ、死んでみて」
「それは、嫌だ!」
「じゃあ、私の視界から消えて?」
「うん!嫌だ!」
「お兄ちゃん」
「何だ!」
「私の言う事は、聞いてくれるよね?」
「出来る限りな!」
「……鍵返して」
私は、泣くフリをする。……バカは、信じる。
「いゃ、ちょっ、泣くなって!なっ?…わっ、分かったから!鍵返すから!」
「ありがとう」
「………嘘泣きか?」
「ぁれ?お兄ちゃんって、嘘つく人だったんだ。鍵返すからって、言ってくれたよね……?……私、お兄ちゃんの事信じてたのに……。嘘つく人嫌いなんだけどな……」
私って、性格悪いな!!
「…………」
「そっか……。お兄ちゃん、私の事嫌いなんだ……」
「そんな訳無いだろ!俺は、優を愛してるぞ!!」
「じゃあ、鍵返して下さいよ」
「すまん!コレだけは、渡せないのだ!」
「…………」
「こっ、今度苺パフエ奢ってやる!」
「…………」
「ぇっ…と。じゃあ!苺パフエと、チョコパフェ!」
「…………」
「…………。じゃ、じゃあ!苺パフエと、チョコパフェと、ケーキ!」
「…………」
「うぅ、優ー!許してー!何したら許してくれるのー!?」
「………何も、しなくて良いよ。お兄ちゃんが、私の傍に居れば良い………」
だって、ココまで生活出来たのは、お兄ちゃんのお陰だし……。私に、ワガママ言う筋合いは無いんだ……。
「…………?!」
お兄ちゃんは、私を見たまま固まった。だんだんと、顔が赤くなっていた。
「………何?」
「……そっ、それは、世に言う逆プロポーズか?!」
「違うって……。……それに、妹をからかうのは、もうヤメた方が良いよ?妹を本気で、好きになる人なんて、居ないしさ……。お兄ちゃん、モテるんだから、さっさと彼女作りなよ」
私は、部屋から出ようとする。その時に、お兄ちゃんに手首を引かれて壁に押さえつけられる。
「……俺の気持ちが、本気じゃないって言いたいのか……?」
昔から優しい笑顔で接してくれてたお兄ちゃんの今の顔は、凄い怖かった。
お兄ちゃんの綺麗な、金髪が頬をかすった。みずみずしい水色の瞳は、私の目を睨んでた。
私は、夢を見ているのか?……何故、何故!!鍵を鍵を!閉めたのに!……お兄ちゃんが、私の部屋に入り隣で寝ているの?!
「………お兄ちゃんは、実は幽霊だったり……とか?」
って、……!!何で、一瞬でもアラタさん達やカナ達、それにお兄ちゃんが考えそうな事を私は考えたんだ?!
「私が……。変人共に侵されていく……」
あぁあ……。意識を失いそうだ……。
「……いっぅて!……もっと、優しく起こしてよー!優の意地悪ー!」
「………あっ」
……私は無意識に、お兄ちゃんの事蹴ってたらしい。どれだけ私はお兄ちゃんが嫌なんだろうか……。
「もう!痛っ!!」
私は、お兄ちゃんの背中を思いっ切り、強く叩いた。
「そうじゃなくて!!何で、お兄ちゃん、私の部屋に入れてるの?!鍵閉めてるよね?!」
「あのさ、優ってバカ?……優が、昔俺に部屋の鍵預けたんじゃん……。ほらっ!優の部屋の鍵!!」
「もう返して下さい。今すぐに、返して下さい」
「嫌だね!」
「………………」
「死んでも、この鍵は返さない!」
「じゃあ、死んでみて」
「それは、嫌だ!」
「じゃあ、私の視界から消えて?」
「うん!嫌だ!」
「お兄ちゃん」
「何だ!」
「私の言う事は、聞いてくれるよね?」
「出来る限りな!」
「……鍵返して」
私は、泣くフリをする。……バカは、信じる。
「いゃ、ちょっ、泣くなって!なっ?…わっ、分かったから!鍵返すから!」
「ありがとう」
「………嘘泣きか?」
「ぁれ?お兄ちゃんって、嘘つく人だったんだ。鍵返すからって、言ってくれたよね……?……私、お兄ちゃんの事信じてたのに……。嘘つく人嫌いなんだけどな……」
私って、性格悪いな!!
「…………」
「そっか……。お兄ちゃん、私の事嫌いなんだ……」
「そんな訳無いだろ!俺は、優を愛してるぞ!!」
「じゃあ、鍵返して下さいよ」
「すまん!コレだけは、渡せないのだ!」
「…………」
「こっ、今度苺パフエ奢ってやる!」
「…………」
「ぇっ…と。じゃあ!苺パフエと、チョコパフェ!」
「…………」
「…………。じゃ、じゃあ!苺パフエと、チョコパフェと、ケーキ!」
「…………」
「うぅ、優ー!許してー!何したら許してくれるのー!?」
「………何も、しなくて良いよ。お兄ちゃんが、私の傍に居れば良い………」
だって、ココまで生活出来たのは、お兄ちゃんのお陰だし……。私に、ワガママ言う筋合いは無いんだ……。
「…………?!」
お兄ちゃんは、私を見たまま固まった。だんだんと、顔が赤くなっていた。
「………何?」
「……そっ、それは、世に言う逆プロポーズか?!」
「違うって……。……それに、妹をからかうのは、もうヤメた方が良いよ?妹を本気で、好きになる人なんて、居ないしさ……。お兄ちゃん、モテるんだから、さっさと彼女作りなよ」
私は、部屋から出ようとする。その時に、お兄ちゃんに手首を引かれて壁に押さえつけられる。
「……俺の気持ちが、本気じゃないって言いたいのか……?」
昔から優しい笑顔で接してくれてたお兄ちゃんの今の顔は、凄い怖かった。
お兄ちゃんの綺麗な、金髪が頬をかすった。みずみずしい水色の瞳は、私の目を睨んでた。