あの夏の日と、私と、キミと。



目の前には、悠貴の顔。



時折、風が吹き悠貴の髪を揺らすのが見えた。



しばらくすると、悠貴の顔が離れた。



「・・・・・・・」



頭が機能せず、何がおきたのか理解できなかった。



「急にゴメン」



悠貴が赤い顔を隠して言う。



それでやっと何が起こったのか理解して、口を手で抑えた。




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