あの夏の日と、私と、キミと。



最近、視界が急にぼやけたり歪んだりする。



いつもは、すぐに元に戻るが、今回のはなかなか元に戻らず思わずその場に座り込んでしまった。



「真綾!?大丈夫?」



「大丈夫。ちょっとした立ち眩みだから・・・」



「保健室に行って休んでいたほうがいいよ」



「大丈夫、ほら、直ったし」



そう言ってまた立つと今度は後ろに倒れそうになった。



すると後ろから来た千秋に支えられた。



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