あの夏の日と、私と、キミと。
「いつあたし達が迷惑なんて思った?
あたし達、友達なんだよ
迷惑なんて思うわけ無いじゃん!!!」
涙目になりながら言葉を放つ唯につられて、私まで涙目になった。
「ごめん・・・」
「真綾の目の事を知って、ショックだった。
でも、何にも相談されなかった事のほうが
もっとショックだった」
「お願い、真綾。1人で抱え込まないで。
もっとうちらのことを頼って・・・」
「うん・・・ごめん・・・」
乾いたシーツの上に、丸みを帯びた雫が落ちた。