あの夏の日と、私と、キミと。



千秋の後ろから、黒髪が見えた。



「ほら、いつまでそこに居るつもりだよ・・・悠貴」



「!!!」



千秋に背中を押され、前へ出てきたのは悠貴だった。



「じゃあ、うちらは外に居るから~」



「ごゆっくり~」



なんて、のんきな言葉を残し皆は病室から出て行った。



病室には、私と悠貴の2人だけ・・・。




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