あの夏の日と、私と、キミと。



「治療費のことなんか心配しなくても良いんだぞ」



「そうよ。
あなたは私たちの大切な娘。
家族なんだから」



「!!!」



家族・・・。



娘・・・。



その言葉を聞いて安心したからだろうか、
自然と涙が溢れ出した。





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