あの夏の日と、私と、キミと。



ガチャッと音をたて扉がゆっくりと開いた。



中から出てきたのは・・・



「また君か」



悠貴のお父さん。



「あの俺達、悠貴に会いたくて来ました」



「この間も言ったよね、悠貴は今熱だって」



「じゃあ、家に上がらせてください」



「君たちに熱がうつるといけないから会わせられないね」



“どうしても悠貴に会わせたくない理由があるんですか?”



「はぁ??」



どうやら心で思っていたことを口にだしてしまったようで・・・。



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