あの夏の日と、私と、キミと。
でも、ここまできたら退けない。
「おいっ真綾!!」
「直球すぎるって~」
「真綾ちゃん?だっけそれはどういう意味なのかな??」
悠貴のお父さんの笑顔がひきっているのがわかる。
「それはあなたが一番わかっているはずです」
「何のことだか・・・」
「私見たんです!!あなたが・・・悠貴に暴力をふるっているところを!!!」
次の瞬間お父さんの目がカッと見開いて、私に拳を向けた。
殴られる。そう思ったときパシッという音が聞こえた。
「あんた今、真綾に何しようとした」