あの夏の日と、私と、キミと。
目の前で千秋がお父さんの拳を片手で受け止めていた。
「ちっ・・・クソガキ共が!!!二度とうちに来るな!!!!」
バンッと勢いよくドアを閉められた。
「ごめん・・・千秋大丈夫だった?」
「真綾は悪くない。悪いのはあの人なんだから」
「なぁ、こっから見えないところで様子見ないか?」
「夏威たまにはいいこと言うね」
「うるせぇ」
とりあえず夏威の提案で物陰に隠れ様子を見ることにした。