あの夏の日と、私と、キミと。



「何っ!?」



「まただ・・・」



「またってことは・・・あいつ悠貴を殴ってんのか!?」



「静かにしなよっ!!」



「じゃあこのまま黙って見てろっていうのかよ」



みんな焦り始めてる。



真紀なんて涙目だ。



助けたい。



そう思っていたら体が勝手に動いた。



「真綾!?どこいくんだよ!!」



先ほど勢いよくしめられたドアを思いっきり開けて靴なんて脱がずに中に入っていった。



お父さんは私の存在に気付いていないようでまだ暴力をふるっている。



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