あの夏の日と、私と、キミと。



「作ったら、小野さんに悪いと思って・・・・」



「・・・・そっか、今までありがとね」



それだけ言って、教室を出て行ってしまった。



本当は、作ってきたかったんだよ。



一緒にご飯だって食べたかった。



それだけを伝えようと、悠貴の後を追った。



廊下で悠貴の姿を見つけた。



「悠貴!!」




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