あの夏の日と、私と、キミと。



私は、メール通りの時間に視聴覚室に行った。



視聴覚室には、長机がいくつもおいてあり窓際の席に悠貴が座っていた。



「悠貴・・・」



悠貴はこちらを振り向き微笑んだ。



私は、悠貴の座っている席の1つ後ろに座った。



「俺さ・・・別れようと思うんだ」



唐突に言われた言葉がそれだった。



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