あの夏の日と、私と、キミと。



「それに、彼女よりも気になる人ができた」



「それって・・・・好きな人?」



そう聞くと、悠貴は席を立ち上がり私の方を向いた。



口元に手をあてる仕草をして・・・。



「内緒!」



といい、視聴覚室から出て行った。



「あ、逃げた!!」



私も、悠貴の後を追うために部屋を後にした。



< 78 / 195 >

この作品をシェア

pagetop