あの夏の日と、私と、キミと。



「隣いい?」



横には、悠貴が立っていた。



片手には、線香花火を1本だけ。



「いいよ」



私が返事をすると悠貴はその場にしゃがみ、線香花火に火をつけた。



しばらく無言の状態が続いていると、悠貴が口を開いた。



「あのさ・・・」




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