あの夏の日と、私と、キミと。



かっこいい言葉を放って、私を送り出してくれた2人にお礼を言って家を飛び出した。



待ち合わせの、小さな神社の前に着いた。



鳥居の前で、淡い青色の浴衣を着た悠貴の姿があった。



「悠貴っ」



「真綾。どうしたのそんなに慌てて」



「え、その・・・何でもないよ」



「ふ~ん」



悠貴に早く会いたかったなんて、恥ずかしくて言えるがわけない。




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