恋するplants
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放課後、丸太さんと一緒に書道部の部室に顔を出すと、ヤカンが沸騰した時な声を発してジャージ姿のお豆くんが歓迎してくれた。
「白根くん、僕は信じてましたよ!来てくれてありがとう!!」
お豆くんの声に反応してか奥にいた柊部長が笑顔で出迎えてくれた。
「新聞演劇部の方は大丈夫なの?」
「はい・・・部長に訊いてみたらちゃんと分担された仕事をこなしてくれればいいって言ってくれました。学校新聞は発行されたばかりですし、演劇部の公演は暫らくはないので、当分はこっちを優先できそうです」
「ありがとう」
柊部長はにっこりと笑った。
丸太さんもねと俺の後ろに立つ丸太さんにも声をかけた。
丸太さんも黙って頷いた。
ジャージに着替え、再び部室に集合した。
部室に配置された長テーブルのパイプ椅子に書道部部員が座り、部長が長テーブルの前にあるホワイトボードの前に立った。
転校生の紹介のように柊部長が俺と丸太さんを呼ぶ。
「まず自己紹介から、こちら今回のパフォーマンス書道にヘルプで来てくれた、1年生の、丸太すみれさんと白根芹くん」
目の前で部員がパチパチと拍手を送る。
丸太さんがよろしくお願いしますと勢いよく頭を下げたので、俺も後に習う。