恋するplants
「自分の気持ちに答えが出てるなら、もう迷わないで。何をするべきか解ってるでしょ?」
自分の気持ち
答え
私はこくんと頷いた。
鼻を啜って、涙を拭う。
「わらび、何か頼もしくなった。よもぎくんがわらびを変えたの?」
そう訊ねると、そうかもねと照れくさそうに笑った。
★
(今から会えるかな?)
桂さんから突然メールが来たのは嵐の夜から3日後のことだった。
あれから、檜とも桂さんとも連絡を取っていない。
わらびからひのきんに会って話をしてみたとメールが来たけれど、2人がどんな話をしたのかは聞かなかった。
怖かったのだ。
檜を怒らせてしまったことよりも悲しませてしまったことが心に重くのしかかる。
わらびもあえて何も言ってこなかったけれど、夏休みが終わるまでには行動したいそう思っている。
桂さんからのメールに戸惑った。