恋するplants
「丁寧にどうも。△△高校1年、高木檜(たかぎひのき)です。よろしく」
ポテトチップをほおばりながら会話に入ってきた茶髪くんと自己紹介をし合った。
彼の名前は高木檜・・・後でエリカにメールしよ。
羨ましがるだろうなぁ・・・思わず笑みがこぼれる。
「柏、中学生の彼女が出来たのか?このマセガキめ~~」
「ちげーよ!ちえりはただ友達だよ」
「え~?怪しいな~、必死になっちゃって~」
「中学生と友達になっちゃわりーのかよ!・・・それより檜、この間、一緒にいた子は誰だよ!」
「彼女だけど?」
「え?いつからいんの?何で俺に言ってくれなかったんだよ!」
柏はぷりぷり怒りながら檜さんに文句を言った。
・・・エリカ、残念だけど、檜さんは彼女がいるらしい・・・これも後で報告だ。
「いつも俺には内緒で、2人で仲良くしてさ~。俺はいつも仲間はずれだ!」
「ごめんって、今こうして教えてるんだからいいじゃんか~」
檜さんが柏を宥めるように話かけても柏は不機嫌なままだ。
柏はよもぎさんをちらりと見ると、